弦楽亭ロゴ
ユージェン・チキンデレアヌ

ユージェン・チキンデレアヌ プロフィール


ヴァイオリン奏者。ルーマニアの音楽家の家系に生まれ、 4 歳から父にヴァイオリンを習い、なんと 8 歳で生地バカウのオーケストラとの共演でデビューしている。
その後、 G. エネスコ高校とブカレストの国立音楽大学で、ダヴィド・オイストラフの高弟ステファン・ジョルジュに師事した。
 ルーマニア全国コンクール(1999 年)、新進演奏家フェスティバル(2002)、エネスコ記念フェスティバル第 1 位(2002)、 2004 年度新人演奏家選出、など数々の国内コンクールで賞を得、 2003 年にはエネスコ国際コンクールで、第 1 位およびエネスコのソナタ最優秀解釈賞を受賞した。
 この受賞により、国内各都市で演奏を行い、また、国立放送資料館のためにヴァイオリンの主要レパートリーを録音している。2004 年には国立放送管弦楽団、ブカレストフィルハーモニー管弦楽団と共演し好評を博した。
  2003 年よりパリに移り高等音楽院で、ジャン・ジャック・カントロフ、ジェラール・プーレ、オリヴィエ・シャルリエらに師事。また、ディミトリ・シトコヴェツキ、マウリツィオ・フクス、パヴェル・ヴェルニコフにも学んだ。そのような研鑽の結果、ワルシャワ(2004)、カザフスタン(2005)、モスクワ・パガニーニ(2006)などの各コンクールで第 1 位を受賞することとなった。
2007 年にはピアニストの松本望と共にリヨン国際室内楽コンクール(ヴァイオリン・ピアノ・デュオ部門)で第 1 位と 3 つの特別賞を受賞し、それに伴いフランスとドイツ各地で演奏会とマスタークラスに招聘されている。
 ジョルジュ・エネスコ・フェスティバル、パブロ・カザルス・フェスティバル(プラード)ダヴィド・オイストラフ・フェスティバル(パルヌおよびニューポート)などの音楽祭に定期的に招かれ、リガ・チェンバー・プレイヤーズ、新ヨーロッパ弦楽団、グリーンズボロ交響楽団、などのオーケストラと共演。
 室内楽ではディミトリ・シトコヴェツキ、上田晴子、松本望、ジョン・レネハン、セルゲイ・ベズロドニ、マルコ・マルティン、ハミシュ・ミルネ、ダニエル・デル・ピノ、アンリ・デマルケ、ジリ・バルタ、マテイ・ヴァルガらと共演してきた。
 彼の才能は、フランスでは広く認められており、 1856 年 J.B.ヴィヨーム製作の「ドーリア伯爵」と 1779 年 N.ガリアーノ製作の楽器を、パリ演奏家協会により貸与され、またパリのメイエ協会と銀行家協会より、演奏活動の助成を受けている。
 若く美しく、才能に溢れた、まさに今が旬のヴァイオリニストである。